自作PMXEプラグインについてのお知らせです。
数年前にPCが壊れて新PCに移行した時にソースファイルを紛失してしまい、現在PMXEプラグインの更新ができない状態です。
バグの修正、使い易さの強化、新しい機能の追加が行えず、大変申し訳ありません。
そこで今回は、握り拡散ボーン追加プラグイン(Grips)の代替案(プラグインと同じ挙動とはいかず、またちょっと手間ですが)を紹介しますのでよろしくお願いします。

PMXEditorにあまり詳しくない方にもわかるように書いたので少しくどくなりますがご了承ください。

握り拡散ボーンプラグインの代替改造方法(PMXEditor):新規ボーンモーフ追加

1.握りポーズ

[前準備]
「指を握った状態の手のポーズ」ファイルを用意しておきます(右手グー.vpdファイル等)。

[モデルの読み込み]
PMXEditorのメニュー ファイル(F)>開く(O)でモデルを読みこみます。

[PmxViewの表示]
PmxViewが開いてなければPMXEditorのメニュー 表示(V)>モデル表示(S)
またはCtrl+wでPmxViewを開きます。

pmxeditor2pmxview

[TransformViewの表示]
PmxViewのメニュー 表示(V)>TransformView(T)またはF9で
TransformViewを開きます。

[TransformViewで全ての初期化]
初期化(I)>全ての初期化(Q)またはCtrl+Qで
姿勢とモーフを初期化します。(念のため)

reset_pose_morph

[ポーズの読み込み※]
TransformViewのメニュー 編集(E)>Vpdファイル関連(V)>形状の読み込み(L)で
ファイルを開くダイアログが表示されるので、右手グーのポーズを読み込みます。
同様に左手グーのポーズも読み込みます。

open vpd

[ポーズの調整]
TransformViewで読み込んだポーズについて、
親指0ボーンやその他の指の曲がり具合を好みに調整します。
片手を修正したら、修正した指が選択された状態で反転Pタブで反対側の手にも状態を反映させます。
(反転Pは一度にボーン一つしかできないようです。)

mirroring

[現在の状態でモーフ追加]
TransformViewのメニュー 編集(E)>現在の形状状態で新規ボーンモーフを追加(M)で
現在の状態が、新規ボーンモーフとして追加されます。

save newbornmorph

[モーフ名変更]

PMXEditorのモーフタブのモーフのリスト(左側)から
追加された新規モーフを選んでモーフ名を分かり易い名前に変更します。

rename

 

[モーフの表情枠へ追加]
PMXEditorの表示枠タブで、共通表示枠リストの[表情]を選択状態にして、
モーフのドロップダウンリスト(右上)から
追加されたモーフを選び[+追加ボタン]で追加します。

add2expressions

[モデルの保存]
PMXEditorのメニュー ファイル(F)>名前をつけて保存(S)でモデルを保存します。
念のため、先にバックアップをとっておくことをお勧めします。

[TransformViewの姿勢の初期化]
またTransformViewのほうでも作業終了後に姿勢の初期化をしておくことをお勧めします。

2.拡散ポーズ

「指を開いた状態の手のポーズ」を用意して
上記の手順の[TransformViewで全ての初期化]
からの手順でモーフを追加します。

※なお、ポーズファイルを読み込まないでも、
TransformView上でポーズをつけて同じ手順で新規モーフ登録ができます。